漢方薬には健康保険が効くとのことですが、どのような薬が認められているのですか
昭和42年(1967年)に5種類のエキス剤が健康保険の適応になり、その後増えつづけ、現在では148種類のエキス剤が保険の適応になっています。そのために現在では一般の診療所・病院でも広く使用され、エキス剤が漢方薬療法の1役の座を占めるまでになっています。エキス剤という形で漢方薬が手軽に飲めるようになり、かつ保険適応になったことが、今日漢方薬療法が盛んになった大きな原因の一つといえます。
またあまり知られていませんが、漢方生薬では160種類ほどが認められています。これらの種類は、次ページからの表に示してあります。ただ漢方薬の粉末を使用した丸剤ではウチダ和漢薬の八味丸(はちみがん)のみで、他は認められていません。軟膏では紫雲膏(しうんこう)が認められています。